シャンプー選びは、髪質や頭皮の状態に合ったものを見つけることが重要です。しかし、数多くの製品がある中で、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
個人的には、髪質や成分を考えずにランキングやパッケージの雰囲気だけで買ってしまい、自分に合うシャンプーが見つからないのは非常に勿体ないと感じております。
ですので、今回は成分表からシャンプーを選ぶ際のポイントやおすすめ商品について詳しく解説していきます。
シャンプー選びの基本
シャンプーを選ぶ際には、まず成分表をしっかり確認することが大切です。成分表には多くの情報が詰まっており、どの成分が自分の髪質や頭皮に合うかを理解することで、適切な選択が可能になります。成分の順番は、含まれる量が多い順に記載されており、最初に来る成分はそのシャンプーの主成分です。特に洗浄成分や保湿成分に注目し、自分の髪の悩みや状態を明確にすることが、美しい髪を保つ秘訣です。
成分表の見方と重要ポイント
成分表を読む際には、以下のポイントに注意します。
1. 洗浄成分の確認
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アミノ酸系
低刺激でマイルドな洗浄力を持ち、敏感肌や乾燥肌に適しています。代表的な成分には「ココイルグルタミン酸Na」があり、必要な皮脂を残しつつ汚れをしっかり落とします。 -
高級アルコール系
洗浄力が強く、泡立ちが良いですが、皮脂を過剰に取り除く可能性があります。代表的な成分は「ラウリル硫酸Na」や「ラウレス硫酸Na」で、敏感肌には不向きです。 -
ベタイン系
マイルドな洗浄力を持ち、刺激が少ないため、赤ちゃん用シャンプーにも使われます。敏感肌の方にもおすすめです。
2. 保湿成分の重要性
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ヒアルロン酸
髪の水分保持能力を高め、乾燥を防ぎます。 -
セラミド
髪のバリア機能を強化し、水分を保持する役割があります。ダメージヘアに特に有効です。 -
植物オイル
アルガンオイルやホホバオイルは髪に栄養を与えつつ保湿効果もあり、しっとりとした仕上がりを実現します。
3. その他の成分
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香料
シャンプーの香りを良くするために添加されますが、アレルギーを引き起こすこともあるため、無香料や天然由来の香料を選ぶことをおすすめします。 -
防腐剤
パラベンやフェノキシエタノールなどが一般的です。敏感肌の方は無添加や防腐剤フリーの商品を選ぶと良いでしょう。
髪質の見分け方と髪のタイプからどの成分を選べばいいか
髪質によって適切なシャンプーは異なります。それぞれの髪質に合った成分を選ぶことで、理想の髪に近づくことができます。
1. 乾燥髪
乾燥髪は水分不足が原因で、以下の特徴があります。
- 手触り: ざらざらしていて、パサつきが感じられます。指通りが悪く、絡まりやすいです。
- 見た目: ツヤがなく、全体的にくすんだ印象を与えます。特に毛先がひどく乾燥していることが多いです。
- 反応: 湿気の多い環境では一時的にまとまりやすくなることがありますが、乾燥するとすぐに元の状態に戻ります。
乾燥髪には、保湿成分が豊富なシャンプーが理想です。ヒアルロン酸やセラミド、植物オイルが含まれているものを選び、洗浄力が強すぎない低刺激のシャンプーが適しています。
2. オイリー髪
オイリー髪は皮脂の過剰分泌が原因で、以下の特徴があります。
- 手触り: 髪がべたついており、指通りが滑らかでないことがあります。特に根元付近が重たく感じることが多いです。
- 見た目: 髪全体が光沢を持ち、特に根元が脂っぽく見えます。洗った直後でもすぐに油っぽさを感じることがあります。
- 反応: 湿気や汗をかくとさらにべたつきやすくなります。また、スタイリング剤がすぐに落ちてしまうこともあります。
オイリー髪には、軽めの洗浄力で頭皮の皮脂をしっかり落とすシャンプーが適しています。ミントやティーツリーオイルなどの爽快感のある成分を含む製品が特におすすめです。
3. 癖毛やパーマヘア
癖毛やパーマは髪の形状や質感によって異なります。
- 手触り: 癖毛は波状やらせん状になっているため、触ったときにボコボコした感触があります。パーマはカールやウェーブがあり、柔らかい感触を持つこともあります。
- 見た目: 癖毛は自然なうねりがあり、全体的にボリューム感があります。パーマは意図的に作られたカールで、スタイルによって異なる印象を与えます。
- 反応: 湿気の影響を受けやすく、特に癖毛は雨の日などに広がりやすいです。パーマも湿気でカールが崩れることがあります。
癖毛やパーマヘアには、保湿成分に加え、髪に栄養を与える成分が含まれたシャンプーを選びましょう。ケラチンやコラーゲンなどが配合されたものが効果的です。
4. ダメージヘア
ダメージヘアは化学処理や熱、摩擦によって引き起こされます。
- 手触り: ゴワゴワしていて、引っかかりやすいです。特に毛先がひどくダメージを受けている場合は、切れ毛や枝毛が目立ちます17。
- 見た目: ツヤがなく、全体的にぱさついて見えます。また、色落ちが早いこともあります。
- 反応: 髪が乾燥しやすく、水分を保持できないため、湿気のある環境でもまとまりづらいです。
ダメージヘアの場合は、アミノ酸系シャンプーなど、髪を補修する効果のあるシャンプーが適しています。シアバターやオリーブオイルなどの保湿成分も含まれていると良いでしょう。
男性シャンプーのおすすめ
乾燥髪
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NILE スカルプシャンプー:アミノ酸活性剤を使用し、頭皮に優しく、極上の洗浄を実現。アルニカ花エキスやセイヨウアカマツ球果エキスが含まれ、頭皮を健康に保つ効果があります。
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U-MA ウーマシャンプープレミアム:アミノ酸系の洗浄成分を配合し、ノンシリコンで肌に優しい。馬油も含まれており、保湿効果が高いです。
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CHAP UP スカルプシャンプー:植物成分やオーガニック成分が豊富で、刺激に弱い方でも安心して使用可能。ジンゲルシックス(ショウガ根茎エキス)が配合されており、保湿力も強化されています。
オイリー髪
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スカルプD スカルプシャンプー オイリー クール:頭皮に優しい成分で、すっきり感を得られる爽快感があります。オイリー肌向けの洗浄力が特徴です。
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ネイチャーラボ MARO17 コラーゲン配合 パーフェクトウォッシュシャンプー:しっとりしてきしまない使用感で、コラーゲンが髪に潤いを与えます。
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花王 サクセス24 フレッシュフィールシャンプー:皮脂やワックスをすっきり落とし、さらっと軽やかな仕上がりになります。
癖毛・パーマ
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カラーズ ナンバーエス うねりコントロール シャンプー:湿気による広がりやうねりを抑えます。
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ユニリーバ ネクサス スムースアンドマネージャブル シャンプー:髪の内部に水分を均一に保ちます。
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資生堂プロフェッショナル サブリミック アデノバイタル シャンプー:頭皮と毛髪の両方からケアし、ハリ・コシを与えます。
ダメージヘア
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エトヴォス モイストシャンプー&リペアトリートメント:ノンシリコンで泡立ちが良く、地肌を優しく洗い上げます。乾燥した髪に潤いを与えます。
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ハウス オブ ローゼ バオバリッチ ダメージケア シャンプー n:バオバブ成分が含まれており、髪を内外から補修します。
- ロクシタン ファイブハーブス ボリューム&ストレングス シャンプー:ハリコシを与え、ボリューム感のある仕上がりに導きます。
女性シャンプーのおすすめ
乾燥髪
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haru kurokami スカルプシャンプー:オーガニック成分を使用し、頭皮と毛穴の皮脂や汚れをしっかりと洗い落とします。天然由来の成分が含まれており、まとまりのある仕上がりが期待できます。
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ZACC パールリッチ シャンプー:全21種の植物由来成分を含み、頭皮環境を整える効果があります。石油系洗浄成分ゼロで、アミノ酸系弱酸性の洗浄成分が使用されています。
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Bio Lucia シャンプー:5種類のアミノ酸系・植物由来の洗浄成分が配合されており、低刺激で髪に優しい。保湿力も高く、髪本来の美しさを取り戻すことができます。
オイリー髪
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8 THE THALASSO u CBD&リフレッシング クレンズ 美容液シャンプー:泡立ちも泡切れも良く、保水成分でしっとりした仕上がりになります。CBD配合でリフレッシュ効果も期待できます。
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LUX スーパーリッチシャイン ダメージリペア シャンプー:ダメージ補修効果があり、髪に潤いを与えます。特に乾燥した髪に適しています。
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資生堂プロフェッショナル アデノバイタル シャンプー:頭皮環境を整えつつ、余分な皮脂を落とします。
癖毛・パーマ
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LUX ボタニカル シャンプー:植物由来成分で作られており、癖毛やうねりを抑える効果があります。
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ダヴ エクストラケア リペアリング シャンプー:ダメージヘア用で、潤いと滑らかさを与えます。
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モロッカンオイル モイスチャライジング シャンプー:アルガンオイル配合で、乾燥した髪にも潤いを与えます。
ダメージヘア
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LUX スーパーリッチシャイン ダメージリペア シャンプー:ダメージ補修効果があり、髪に潤いを与えます。特に乾燥した髪に適しています。
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資生堂プロフェッショナル サブリミック アデノバイタル シャンプー:頭皮と毛髪の両方からケアし、ハリ・コシを与えます。
- YOLU カームナイトリペアシャンプー:ナイトケラチンや3種の密着コーティング成分が配合されており、寝ている間に髪を補修します。乾燥や摩擦から髪を守り、翌朝にはしっとりとした仕上がりになります。
まとめ
シャンプー選びは、自分の髪質や頭皮の状態を理解することから始まります。成分表の確認を怠らず、自分に合った製品を見つけることで、健康的で美しい髪を手に入れることができるでしょう。髪質や状態に応じた適切な成分を選ぶことで、理想の髪に近づくための第一歩を踏み出しましょう。正直自分もシャンプー選びにかなり迷っていて、本当に良いシャンプーってなんだろうって考えることがあったので記事を書いてみました。これをきっかけに自分の髪に最適なシャンプーを見つけて、毎日のヘアケアを楽しんでください。